新潟県弁護士会とは
新潟県弁護士会は新潟県の弁護士「全員」が加入しております。
当会は国や地方自治体など、所轄する官庁が存在しない完全な「自治権」を持つ団体として法律で認められている「法定団体」です。
弁護士会では様々な法的サービスを提供するため、人権問題、消費者問題、児童虐待など子どもについての問題、民事介入暴力の問題、住宅紛争の問題などについて専門の委員会が活動しています。
お困りの事、お悩みの事がありましたら、お気軽に弁護士会へご相談ください。
会長就任のご挨拶
2024年度新潟県弁護士会会長に就任した中村崇と申します。二宮淳悟、五十嵐亮、平山勝也、佐々木智之の4名の副会長とともに、2024年4月1日からの1年間、当会の会務運営を行ってまいりますので、何とぞよろしくお願いいたします。
まずは、本年1月1日に発生した能登半島地震において被災された皆様に改めて御見舞い申し上げます。当会では、同月2日に災害対策本部を設置して同日付で令和6年能登半島地震に関する会長談話を発出いたしました。その後、士業総合相談会や、各地の罹災証明書交付窓口の隣で無料の弁護士相談ブースを設置する等して対応してまいりました。しかし、建物の被害認定調査で2次調査の申請が多数あり、また、中小事業者の被害額が増加する等の状況において、被災者支援の活動に継続して注力していく所存です。
新潟県弁護士会には、2024年4月1日現在で292名の弁護士が所属しています。近年は地方に就職する弁護士が減少傾向にある一方で、スクールロイヤー、自治体所属の弁護士、企業の社外役員など、弁護士の活動領域は広がっています。また、日常生活や企業の事業活動等において、本来的に法律は切っても切れない関係にあり、個人・事業者を問わず法的サポートの潜在的なニーズはまだまだあると言えます。このような状況において、市民の皆さまに十分な法的サポートを提供するため、新潟県弁護士会の会員を増強する活動も行っていきたいと考えています。
私個人としては、これまで、新潟県弁護士会の活動において中小企業支援にも注力して参りました。足元では、県内事業者の倒産・廃業が増加傾向にあります。事業者の倒産・廃業はそこで働く方の生活に直結する重要な課題であるところ、2024年4月にはいわゆるゼロゼロ融資の2回目の返済ピークを迎えます。今年度においても、当会では、引き続き中小企業支援活動にも力を入れていく所存です。
他にも増加傾向にある若年者の自殺対策や、今年度中にも袴田事件の判決の言渡しが見込まれる中での再審法改正の問題など、弁護士会が取り組む課題は枚挙にいとまがありませんが、副会長の4名とスクラムを組んで、1年間の任期を全うしていく所存です。
皆様のご支援ご協力のほどをよろしくお願いいたします。
副会長(50音順)
五十嵐 亮
裁判官選考検討委員会、消費者保護委員会、環境公害問題委員会、犯罪被害者支援対策委員会、弁護士会照会調査室、新潟県弁護士会史第四巻編集委員会
佐々木 智之
新会館建設実行特別委員会、人権擁護委員会、高齢者・障害者の権利に関する委員会、リーガルサービスセンター委員会、貧困問題対策委員会、学校へ行こう委員会
二宮 淳悟
市民窓口運営委員会、総務委員会、子どもの権利委員会、憲法改正問題特別委員会、刑事弁護委員会、リーガルサービスセンター委員会
平山 勝也
ひまわり基金運営委員会、外部委員等推薦委員会、民事介入暴力被害者救済センター運営委員会、民事法問題特別委員会、住宅紛争審査会運営委員会
概要・組織図
概要
名称 | 新潟県弁護士会
(英語表記:NIIGATA BAR ASSOCIATION) |
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所在地 | 〒951-8126
新潟県新潟市中央区学校町通1番町1番地
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電話(代表) | 025-222-5533 |
FAX | 025-223-2269 |
設立の目的 | 弁護士の使命及び職務にかんがみ、その品位を保持し、弁護士事務の改善進歩を図るため、弁護士の指導、連絡及び監督に関する事務を行うこと。 |
創立 | 1893年(明治26年) |
会長 | 中村崇 |
副会長 | 二宮淳悟、五十嵐亮、佐々木智之、平山勝也 |
監事 | 寺尾昌樹、桑原万理子 |
会員数 | 弁護士292人 |
※2024年4月1日現在