新潟県弁護士会について
新潟県弁護士会とはどのような団体ですか?
新潟県弁護士会は新潟県の弁護士「全員」が加入しております。
当会は国や地方自治体など、所轄する官庁が存在しない完全な「自治権」を持つ団体として法律で認められている「法定団体」です。
弁護士会では様々な法的サービスを提供するため、人権問題、消費者問題、児童虐待など子どもについての問題、民事介入暴力の問題、住宅紛争の問題などについて専門の委員会が活動しています。
お困りの事、お悩みの事がありましたら、お気軽に弁護士会へご相談ください。
法律相談全般について
法律相談ってなんですか?
「法律相談」とは、相談者の方が抱えている問題を弁護士に相談し、弁護士から法的なアドバイスを受けることです。相談内容や相談場所に応じて法律相談の予約をしていただき、予約日に弁護士と面談の上ご相談いただくという流れになります。
なお、 相談後、必要であれば、弁護士に依頼することも可能です。
他業種との違いについて
弁護士と他の士業との違いは何ですか?
法律事務に関する無制限の国家資格
弁護士は、社会で生活するみなさんの「事件」や「紛争」について、法律の専門家として、適切な予防方法や対処方法、解決策をアドバイスすることを仕事とする職業です。具体的には、法廷活動、紛争予防活動、人権擁護活動、立法や制度の運用改善に関与する活動、企業や地方公共団体などの組織内での活動などといった社会生活のあらゆる分野で活動しています。
そして、弁護士の業務は、弁護士法72条によって、原則として、弁護士以外の者が行ってはいけないことになっています。なぜならば、厳格な資格要件もなく、何らの規律にも服しない者が、みずからの利益のため、みだりに他人の紛争に介入することを業とするような例があり、これを放置するときは、当事者その他関係者の利益をそこね、日常生活の公正かつ円滑な営みを妨げ、ひいては社会の秩序を害することになるからです。
このように弁護士には、法律に対する専門性を前提として、他の専門職とは異なる大きな権限が認められています。
司法書士との違い
弁護士は身近に起きる事件やトラブルについて法的なアドバイスをし、ときには代理人として相手方と交渉を行うことで、依頼者の方の権利を守るために活動します。
司法書士はもっぱら不動産や会社などの登記を行うといったことの専門家です。一定の資格を有する「認定司法書士」となると、請求額が140万円以下の民事に関する紛争等に限り、弁護士と同様の権限が与えられていますが、それを超える場合は扱うことができません。
行政書士との違い
行政書士は官公庁に提出する書類の作成の専門家です。行政書士の業務範囲については法律の解釈をめぐって争われている部分もありますが、少なくとも紛争性がある案件(当事者間で何らかの争いのある案件)については、行政書士が法律事務を取り扱うことができません。
法律問題は弁護士にご相談を
法律的なことに関連して「相談しよう」「トラブルになった」「困っている」という時には、ほとんどの場合、何らか法律問題が生じているものと考えられます。ですのでまずは弁護士にご相談ください。
非弁行為を見つけたら
「弁護士法に定められている弁護士のみに認められている行為」を弁護士以外の者が行うことを 「非弁行為」と呼びます。 弁護士法では非弁行為を行った者については、罰則が定められています。非弁行為を見つけた場合は、弁護士会までご相談ください。