刑事弁護委員会
被疑者・被告人にとって、自分のために助言や弁護活動をしてくれる「弁護人」の存在はとても大切です。当会では、被疑者・被告人の人権を擁護する立場から、次のような様々なサポートを行っています。
1. 当番弁護士制度
身柄拘束(逮捕・勾留)されたとき、本人あるいは家族の依頼で24時間以内に当番弁護士が面会し、無料(初回)で被疑者の相談にお答えします。引き続いて弁護活動を依頼したいという希望があれば、弁護人として活動することもできます。また、資力がないために弁護を依頼することができない人のために「国選弁護制度」や「被疑者援助制度」があります(一定の要件を満たす必要があります。)。
2. 私選弁護人紹介制度
身柄拘束を受けていると受けていないとにかかわらず、本人あるいは家族が当会に対して弁護人選任の申出をした場合、私選弁護人候補者を適正かつ円滑に紹介します。
3. 委員会派遣制度
依頼がなくとも重大な事件など、弁護士との面会が必要と思われるものについては、委員会の判断で当番弁護士を派遣しています。
4. 取り調べの可視化実現に向けた活動
取り調べの可視化とは、捜査官による取り調べを全て録音・録画してえん罪をなくそうという取り組みで、署名運動などを行っています。
5. 講演・講義
市民の皆さんに、裁判員裁判等刑事手続きの内容や刑事事件における弁護人の役割などについて知ってもらうために、講演や講義を行っています。